2020年4月23日木曜日

クロコスニーカー no. 3357 ブラック

外出自粛となり2週間を越えました。

私どもの主な取引先である百貨店がゴールデンウィーク明けまでクローズを決めており、その間は訪問する先もなく、現時点での外出は3日に一度食料品を買いに出るくらいです。

外出しない分、できるだけネットによる情報発信をしていこうと、ブログ更新の頻度を上げていましたが、企業活動がないとニュースソースも少なく、そろそろネタ切れになってきました。

仕方がないので、今回は次季販売開始予定の新作を少しだけご案内させていただくことにしました。


それが、クロコスニーカー no. 3357です。

甲部と、そこからつながったベロ上部までと、



ハトメのあるハネ部と踵のT字部に、ワニ革が使われています。



no. 3357のデザインは定番のクロコスニーカー no. 2979と同じなのですが、一番の特徴はサイドの胴部が刺し編みされたヤギ革のイントレチャート(メッシュ)になっているところです。

ご存じの方も多くいらっしゃると思いますが、no. 3357は2013年にサファイア、ナチュラル、ブラウンの3色を既製品として販売しています。

no. 3357は当時結構人気の商品となり、アッパー全体がワニ革の no. 2979よりも、サイドが部分的にイントレチャートになった方が良いとおっしゃられるお客様もいらっしゃいました。

また、no. 3357を独自の色で欲しいと、パターンオーダーでご注文いただくこともありました。



その後、一旦販売を収束させていましたが、今年から新たにブラックで販売を再開させていただくことになりました。




ご覧いただいてお分かりの通り、アッパーのワニ革とヤギ革をブラックに、更に2013年当時はホワイトだったソールも今回はブラックです。

素材は同じなのですが、全体がブラックになったことで雰囲気が変わり、当時の no. 3357とは違う靴の様です。




今年の1月にフィレンツェで行われた見本市 PITTI UOMOの会場で取引先のバイヤーとこの新作について打合せを行ない、即刻イタリアでサンプル作製に取り掛かりました。

完成した1足目は、取引先からも上々とのご評価をいただいています。



本来であれば、夏前には入荷し、販売体制を整える予定でした。

しかし残念ながら、イタリアでは新型ウィルスの関係で生産が止まっており、現時点では販売開始の目途が立っておりません。

準備でき次第、皆様には改めてご案内させていただきたいと思っております。


営業的な話は抜きにしても、私はこの靴はカッコ良いと思います。

期待の新作です。

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